お金とサービス/物の交換ではなく、時間と時間を交換する

タイムバンクの取り組みはご存知でしょうか? 
http://www.timebanks.org/

私の解釈で、私の分野からの観点からですが、簡単に言ってしまうと、お金とサービス・物の交換ではなく、時間と時間の交換をする、というのがコンセプトです。

おそらくもうすでにご近所さんや友達同士でこのようなことをされている方たちもいると思いますが、おそらく、子どものベビーシッターをお互いにする、ということがメインではないでしょうか? 

それを一歩、二歩、コミュニティーを広げて、妊娠をしたい人/妊娠している人/キンダーまでのお子さんを子育て中の人を含めて、一つの小さいコミュニティーを作れば、上手く行くように思います。時間(サービス)を受けた本人には、直接、時間を還元できないけれど、同じコミュニティー内の別の人になら別の形で還元できる、ということになります。

例えば、出産退院後、コミュニティー内のメンバーの誰かに、スーバーに買い出しに行ってもらって、夕飯を作ってもらいました。では、今度は自分の赤ちゃんが成長して余裕が出てきたら、他のメンバーのお子さんをベビーシッターする形で時間を還元します。

偽物の紙幣を作って(1ドル=1時間)、それをメンバー内で交換する、というようにすると分かりやすいかもしれません。もちろん、この紙幣は無料で配ります。一人、銀行の役回りをする人といいますか、コーディーネーター役が必要ですが。でも、このコーディネートする時間も、また他の人から別の形で還元してもらえばよいのではないでしょうか。

私自身も、周りの友人/知人に声をかけてみようかと思っています。皆さんも、友人同士でこのような取り組みをされてみてはいかがでしょうか? 

ふと、たった一人では、多くの人は助けられないし、一人に対してであっても、なかなか多くの時間もかけられない、それに例えば、私のようなサービス提供者が入れば、お金のやりとりが生じる(もちろん、それが悪いわけではありませんが、お金がタイトな人でも労働で返せる)、というので、こんなことを考えてみたのでした。。。