CPR(心肺蘇生法)の授業を受けました(前半)。

パロアルト市にあるBlossom Birth (NPO)で11月20日(土)、CPR(心肺蘇生法)の授業を受けてきました(4時間)。これも、ドゥーラに認定されるための必要条件です。修了書は2年間有効です。

大人、子ども(1〜8歳)、幼児(0歳)向け、それぞれのCPRの仕方とAED(自動体外式除細動器)の使い方を習いました。ここには、単に自分のための覚え書きとしてまとめますので(ガイドラインも変更しますので)、ぜひ、実際に授業を受けてください。命が助かるかどうかは、心肺停止から最初の数分でCPRやAEDの措置ができるかがカギとなるということです。

CPRの大まかな流れ(大人向け)
Safety (第2次災害が起きないように、CPRをするのに安全な場所かどうか確認。)
Tap & Shout (大丈夫ですか? などと大きい声で呼びかけて、意識があるかどうか確認。)
911 & AED(近くにいる特定の人を選んで、911に電話、AEDを取りに行ってもらう。)
Airway (相手が堅い地面に仰向けの状態で、自分の手で相手のあごを引き上げて気道確保、異物が入っていないかどうか確認。)
Breathing (気道確保したまま、自分の耳は相手の口と鼻の辺りに近づけ、同時に目で相手の胸を見て呼吸の確認。5〜10秒。結構長いです。)

〜息をしていれば〜
Switch Hands (気道確保の状態を保つため、あごを引き上げている手を持ち替えて、余った手で出血やショック状態かどうかを確認。)

〜息をしていなければ〜
2 Rescue Breaths (片手は気道確保したまま、もう一方の手で鼻をふさいで2回人工呼吸。相手の胸が少し盛り上がるくらいの普段通りの息を心がける。1回目の後に胸の盛り上がりを目でチェック。)
30 Compressions (片方の手のひらが乳頭と乳頭のちょうど真ん中あたりにくるよう当て、もう一方の手を上から組ませて、肘をまっすぐの状態で30回押す(1分位に約100回の割合ということですから、かなり早いです)。深さが4〜5センチくらい沈むまで押し、押した後はしっかりと元に戻してから次の圧迫に移ります。)
5 Cycles (2 min.) (これを5回繰り返す。これで約2分間。非常に疲れるので、他に助けてくれる人がいる場合、その人に胸を圧迫してもらって、自分は人工呼吸を続ける。)

子ども(1〜8歳)の場合は、片手だけで圧迫します。もう一方の手は手首にそえて支えるようにしてもオーケーです。
幼児(0歳)の場合は、二本指だけで圧迫します。圧迫する深さは、2.5センチくらいです。人工呼吸のときは、赤ちゃんのあごを持ち上げず、頭が水平になるように片手で軽くおでこを抑えておきます。鼻もつまんで抑えず、自分の口で赤ちゃんの口と鼻を一緒にカバーして人工呼吸します。自分一人だけの場合は、2分間CPRをやってから、911に電話します。

AEDの使い方

相手の胸をきれいに拭いて、乾かします。AEDを作動させると、全て指示を与えてくれます。大人の場合は、AEDが手元にあれば、CPRはせずに、すぐにAEDを使います。3〜4分以内にAEDを使えるかどうかがカギだそうです。

幼児の場合は、2分間CPRをした後、AEDに切り替えます。また幼児の胸部が小さすぎて、二つのパッドが使えない場合は、一つのパッドを胸の上から、もう一つを背中から当て、心臓をサンドイッチさせるような形で使います。


Choking(のどに物を詰まらせた時)やショック状態の対処法なども習いましたが、これはまた次回に書きます。